メンテナンス Q&A
HCT型
Q
1 モーター、ポンプは作動しているが、油を吸わない
A-1 ろ紙の目詰まり
油が残っている場合は、精密濾紙の表面を掻いてろ過しきって、取替てください。
A-2 吸込み側配管に揚げカスなどがあり吸込みを悪化させている
ポンプを逆転させ吐出側ホースより、綺麗な油を吸い込ませろ過タンクをカスごと吐き出させる。次の手順で行って下さい。(仕様が3相と単相で異なります。)
HCT-24・30-180型(3相、200V)の場合
- ろ過タンクの濾紙を取外し、油を汲み出す。パンチングメタルも外す。
- 差込プラグの3線のうち2本を入替えてモーターが逆転になるようにしてください。(電気知識のある方が行ってください)
※例 赤と白の線を入替える - ホースの先端を油の容器に入れ、綺麗な油を吸い込める状態にしてください。
- 切替コックを「ろ過」に設定してください。
- スイッチを入れます。油がろ過タンクへ勢いよく流れ、詰まっていたカスもろ過タンクへ流れ出るか確認します。
※油を送らない場合
ホースが目詰まりしている可能性があります。ホースをエルボより、取外しご確認ください。詰まっている場合は、お取替え願います。
- ろ過タンクに残った異物を捨て、すべて元に戻し正常にお使い下さい。
HCT-12-100・130型(単相、100V/200V)の場合
- ろ過タンクの濾紙を取外し、油を汲み出す。パンチングメタルも外す。
- 左側板(スイッチに近い方)下部のビスを外し上に持ち上げるように側板を外し、モーター配線接続部にあるコネクターを逆(逆回転)に差し込んでください。
正回転 逆回転 - ホースの先端を油の容器に入れ、綺麗な油を吸い込める状態にしてください。
- 切替コックを「ろ過」に設定してください。
- スイッチを入れます。油がろ過タンクへ勢いよく流れ、詰まっていたカスもろ過タンクへ流れ出るか確認します。
※油を送らない場合
ホースが目詰まりしている可能性があります。ホースをエルボより、取外しご確認ください。詰まっている場合は、お取替え願います。 - ろ過タンクに残った異物を捨て、すべて元に戻し正常にお使い下さい。
Q
2 モーターが唸り、スイッチが自動的に切れる
A-1 3相モーターが単相運転をし、
モーターに無理が掛かっている
3線ともモーターが通電しているか、電圧は正常か点検し処理する。
A-2 使い初めでポンプが冷えているとき高温の油がポンプに入り
部分膨張を起こしポンプロックを起こした。
スイッチが切れて、40秒~60秒程度して再度スイッチを入れてください。この繰り返しで解消されます。
A-3 ポンプ吸入口へ異物(揚げカス)が入り
ポンプロックされている。
長期使用しないとき、油が固化し、ポンプの動きが悪くモーターに無理が掛かっている。ポンプ入口の揚げカスを細かくしてポンプ外へ出してください。
- 左側板(スイッチに近い方)下部のビスを外し上に持ち上げるように側板を外します。
- ポンプとモーターを接続するカップリングを、パイプレンチなどで正逆にまわしてください。円滑になりましたらスイッチを入れ正常に作動するか確認してください。
Q
3 スイッチが入らない
A-1 パイロットランプは点灯している
(スイッチまで通電している)
- スイッチの押し込みが維持できない場合…スイッチの交換
- スイッチからモーターまでの断線…テスターで調査、結線修理
- モーターの故障…確認のうえ交換
A-2 パイロットランプは点灯していない
- 他のコンセントに差し込んでみても変化ない場合…プラグ損傷、電線断調査及び交換
- 他のコンセントに差し込んだら通電する場合…一次側の問題